2013年7月30日火曜日

浅川元社長「詐欺は無罪」 AIJ事件、最終弁論で一転

結局最後まで浅川は変わらなかったというのが正しい表現だと思います。

浅川は、最後まで自分は不正を働いたとは思っていないということです。

自分の行為をすべて認めたうえで
それを世間や法律が「詐欺」というなら認めるが、

自分の定義では詐欺ではないという主張です。

最後までこの溝は埋まらなかったということだと思います。

残念なことですが、この人に何を言っても無駄なようです。



2013年7月24日水曜日

年金改革の行方

参議院選挙も終わり、与党が参議院も過半数を握り念願のねじれ解消が実現した。
少なくとも3年間はよほどのことがない限り国政選挙はないわけで、これまで本腰を入れて取り組みにくかった痛みを伴う改革に取り組む絶好のチャンスでもある。

年金制度に政府がどう取り組むのか。

改めて注目してみたい。

2014年には5年に一度の財政検証が控えている。2009年度は予定を超える積立金の取り崩しが進んでいるのもかかわらず、100年間の予想運用利回りを4.1%に引き上げることで、つじつまを合わせ100年安心設計は予定通りだとした。

2012年度の運用利回りは10%弱を達成した。
分散投資しているので、あれだけ日本株が上がってもこの程度との見方もある。

果たして今後100年間4.1%を達成できるのか。

日本株の組み入れ比率を引き上げて株高と心中をめざすのか。

2%のマイルドなインフレを達成し、年金支給額をマクロ経済スライドに従って、0.9%ずつ引き下げていくのか。

選挙前は、物価上昇にあわせて年金支給額を引き上げる必要があるとトンチンカンな答えをしていた与党は、果たして豹変するのか。

あるいはマクロ経済スライドを見直して、別の理屈で100年安心を設計しなおすのか。



2013年7月13日土曜日

マクロ経済スライド

物価上昇時に年金支給額をわからないように減らすマクロ経済スライド。
100年安心設計のキモ。

その制度が存在しているにもかかわらず

7/13のサタズバで

「物価上昇にあわせて年金額を引き上げべきか」の質問に、みんな、緑の党以外全員YES。

共産党のYESは筋が通っているが、

自民・公明がYESはいかがか?

共産党に、「法律変えるつもりありますか」と詰められ、

自民・公明しどろもどろ。




選挙を前にすると、ここまで政治家はいい加減なスタンスになるものか。

これでは、共産党の票が増えるのも当然なんだろう。

2013年7月4日木曜日

参議院選に突入



年金積立金の運用益が11兆円+10.2%でようが

年金積立金管理運用独立行政法人の運用の見直し会議が始まろうが

年金詐欺事件の求刑が行われようが

年金問題がニュースや争点になる気配は感じられません。
もはや長期的な課題は誰も関心がないようです。

三本の矢に次いで
TINA(There is no alternative)というキャッチフレーズが登場しました。

まずは、経済成長。
諸問題はそれからだ。

ということです。

年金問題は本当に悩ましい問題です。
より少なくなる労働人口層が高年齢者を支えるわけですから、単年度の評価益が多少出たぐらいでは解決しません。

当たり前のことをいまさら騒いでもしょうがない。
これしか、解決策はないんだ。

TINA

2013年7月1日月曜日

機械との競争

機械との競争

刺激的な現状分析が並ぶ。

デジタル技術の進歩が早すぎて、必要な労働者の数が減る
平均的な人間の仕事はなくなる
一部のスーパースターとロボットでは対応できない肉体労働に二極化する
経済全体は成長しても所得は伸びない
場合によって賃金は最低生存水準すら下回る

しかし、一筋の光明も

人間は非線形処理のできる最も安価な汎用コンピュータ
人間の直観力と創造性を機械の持つ定型処理能力・反復計算力・一貫性と組合せることで
最強のチームが作れる

デジタル革命の驚異的なスピードは驚異でもあるが、新たな進化のきっかけでもあるのだ。

成長戦略を考える上で、議論の一翼を考えさせてくれます。