2013年5月17日金曜日

作家橘玲が国民年金基金に提言


国民年金基金についての私的提言

話題になりにくい年金問題ですが、かなり「いいね」や回覧されています。

年金のなかでも、さらに話題になりにくい国民年金基金についてベストセラー連発作家の提言です。

国民年金基金はわりと新しく、まだ本格的に支給が始まってないので、政権のパワーがあるうちに解決してしまえば、今後の年金問題解決への糸口になるのではないかと思います。

国民年金基金は自営業者が国民年金に上乗せして、任意で個人が行う年金制度です。芸能人やすポーツ選手がたまに宣伝しています。

特徴は

予定利率によって支給額が加入時に決められている。
インフレ時の対応がない。

という2点です。

特に、90年代の初期に加入した人たちの予定利率が高いため、将来の支給に必要な積立金が不足しています。

橘氏は支給が本格化する2015年までに、制度を廃止して積み立てたお金は返還することを提案しています。
そのうえで希望者は、確定拠出年金に移行させて、インフレ連動債で運用するコースが選べるようにすべきであると述べています。

身動きが取れない厚生年金や厚生年金基金に比べ、まだ手の打ちようがありそうです。
これすら、解決できないようでは、年金問題は永遠に解決できないでしょう。

支持率の高い今こそ政権の英断が求められます。