2012年11月29日木曜日

取材

昨日も取材を受けた。初公判12/5に向けた動き。しかし、記事になるほどの情報はないので、記事になるかどうかは不明。初公判で浅川被告が新たな発言をしない限り注目度は低そう。高橋被告・西村被告の発言があれば注目される。

2012年11月27日火曜日

財政出動


現在の特殊なデフレ下において効く政策は、財政出動による需要創出しかない。そこは100%同意。
 
しかし、それによって一時的に財政赤字は膨らむ。なぜ、財政均衡主義が大事かというと、それは政治家が信頼できないからである。政治家が信頼できるなら、財政均衡主義にこだわる必要は微塵もない。政治家は、本源的に支出を膨らます生き物だ。特に選挙に絡んで、大風呂敷を広げる。そう言う意味で安倍自民党には残念ながら期待できない。結局、中途半端な財政出動で財政赤字がさらに増えるだけという結果が予想されるだけに賛成できないのである。一時的に良くはなるが、結局問題を先送りするだけ。その点は民主党も似たようなもの。我々は何回騙されれば気が済むのか。
 
幸いにしてまだ過去に蓄積した巨額の対外純資産があるから、日本国(日本政府ではない)の信頼は失墜していない。金融緩和で時間を稼ぐあいだに、過去の「経済成長を前提とした」残骸、厚生年金基金をはじめとして無理不条理を重ねてきた制度と仕組み、官僚組織の利権の数々にかたを付けるまでは、中途半端な財政出動はやらなくてもいい。
 
 
 

2012年11月26日月曜日

金融緩和


衆議院選前半の大きなテーマになってしまった金融緩和。
日銀にすべての責任があるかの言い方は違和感アリ。
金融緩和はやらないよりやったほうがいいということにつては賛成する。
ただ、それをほかの政策とどうつなげるのかという点が最大のポイントである。

景気刺激策も当然必要だ。しかし、中途半端にやっても赤字を増やすだけだ。
思いきったものをやるしかないのだが、今の政治の体制にそこまで信任できるかというと、残念ながらできない。過渡的な政権がつなぎと割り切って金融政策でしのぐというのなら話はわかるのだが。

2012年11月25日日曜日

また取材依頼

やはり、初公判12/5にむけ、事件を総括する動きなのでしょう。
最近では、かなり活発にFBを使っているので、マスコミもコンタクトはとりやすいのかも、しれません。最近の取材の内容は、事件そのものよりも、事件の背景や制度問題の方になっています。事件そのものだけに関心のあるマスコミのコンタクトはほとんどなくなりました。

選挙の争点

金融緩和が選挙のひとつの争点になっているようだが、どうもいまひとつである。

金融緩和だけですべてが解決すると思っている節があるのでどうも気になるのだ。
通常の景気循環による不況ならば、金融緩和は効果がある。伝統的な経済学が得意な範疇だ。

ところが、現在のデフレ不況は通常状態ではない。
リチャードクー氏はそれをバランスシート不況といい、
海外では日本型デフレと呼んでみたり、
国内の若手論客は、バブル崩壊後のデフレと呼んだりしている。

アメリカは金融緩和で成功しているように見えるが、それはあくまでもドル安誘導で輸出主導の回復で時間稼ぎをやっているに過ぎない。ドルの信任が決定的に落ちないこと、さらに重要なことは、時間を稼ぐあいだに経済が自立回復する自信があってこそ成立する危険な作戦だ。要するに金融緩和で時間を稼いだあとのシナリオがなければうまくいかないということ。

金融緩和だけではそもそも効かない上に副作用の方がおおすぎる。アメリカと日本では先行きの読みが全く違うのだ。アメリカは今回の金融危機を引き起こした住宅バブルの後始末にしても人口の自然増でやがて解決するのだ。うらやましいけど、そういうこと。

現在の政治体制下では単に問題の先送りになりかねない。安易な金融緩和には大反対だ。需給ギャップを埋める方策をぜひとも示してもらいたい。いつまでも、世界最大の債権国という過去の貯金にあぐらをかいていてもしょうがない。

2012年11月23日金曜日

鈴木一郎が電子書籍に挑戦

研究所の同僚鈴木一郎が突然電子書籍を作り始めた。アマゾンキンドルストアで簡単に販売できるらしい。どおりで、事件のことをやたらしつこく尋ねるはずだ。AIJ事件のネタでいくらしい。まあ、活動はそれぞれ自由なので、頑張れよとしか言えないのだけど。でも、初公判を12月5日に控えているのでタイミング的にはいいのかもしれない。

2012年11月22日木曜日

取材

これまでの取材依頼は出版社経由が多かったのですが、昨日は久々にFBページ経由で。
12月5日のAIJ事件の初公判に向けて関係者の意見を聞かれているようです。
今回の事件を振り返ると、事件そのものは世間の思惑に反して、あまりにも単純でお粗末なものだったとしか言い様がありません。そのあたりを著書に書いたのですが、残念ながら一般の方にはその趣旨はうまく伝わらなかったようです。しかし、公判が進むにつれそれは明らかになってくると思います。
事件を増幅長期化させた要因にこそ「深き闇」があるのですが、それはまさに私の今後の活動テーマということになります。
昨日の取材では、そのようなお話をさせていただきました。
初公判はどうやら、つまらないものになりそうです。というのも争点が「騙した」かどうかという部分くらいしかないからです。半年前の国会が再現されるかもしれません。
そう予想するので私は傍聴には行きません。