2013年1月21日月曜日

神学論争に経済学の本質を見る

昨日の日曜討論。浜田宏一氏対野口悠紀夫氏の一騎打ち。
議論はすれ違い、結局神学論争に終わってしまっただけのような気がする。

でも、これが経済学の本質というか限界というか、要は正解のない学問であるということを教えてくれる。

その中で、両者が妥協の上、最低合意できるぎりぎりのラインは

①お金を増やせば、効くときもあればあまり効かない時もある。だだし、全く効かないわけではない
②お金を増やせば、円は安くなる可能性が高い
③お金を増やせば、資産インフレになる可能性がある

というところでしょうかね。

絶対に合意できないのは

デフレが絶対に終わる
国債金利が急騰する危険がある
インフレはコントロールできない

ということでしょうか。これを政治のリスクでどう判断するかですね。やってみなけりゃわからないということですが、責任だけは明確にしておいてほしいですね。