2013年6月12日水曜日

インフレターゲット

インフレを2年以内に2%に何が何でもする。
という考え方は本当に正しいのだろうか?

正しさの根拠は


  • アメリカが量的緩和で成功している
  • 各国がインフレターゲットを採用している


の2つしかない。

しかし、どの国も2%のインフレを作るとは言っていない。

緩和しすぎてインフレになったら困るので、2%を政策変更のターゲットにしているに過ぎない。
ターゲットの意味が違う。
覚悟とか気合の象徴として2%という数字を使っているなら、それはかまわないけど、それを本当に目標にするというのことでいいのだろうか。

市場がはっきりと拒否反応を示しているのではないだろうか。


日本のデフレにしても金融緩和が足りなかったとする理屈も今一つ説得力がない。

結果として起こるインフレをターゲットにする考え方はどこかがおかしい。

金融政策を前面に出す政策はやはり何かがおかしい。

リフレですべてが解決するという考え方にはとうてい賛成できそうもない。