2013年6月1日土曜日

詐欺にはいろいろあれど

事業が失敗して、それをごまかしながら営業を続ければ最終的には詐欺になってしまいますが、先送りとごまかしの線引きは非常にあいまいです。

特に財務諸表の操作は、グレーなものまで含めると、詐欺となる寸前のものはごまんとあると思われます。

安愚楽牧場もやはり最初から詐欺だったわけではないとように思えます。
しかし、ある一線を越えた時点で、明確に詐欺になってしまったのでしょう。

その一線とは事業が継続できなくなって陥る自転車操業ということなんでしょう。経営者はすくなくともこの時点でギブアップしなければなりません。

この一線を越えてしまった結果は厳罰にすることしかないと思います。
そう考えると、日本の詐欺罪に対する刑罰はまだ軽いように思えます。

ここのところ、ネットや電話を利用した不特定多数爆撃型の詐欺が増えているようです。
つぎから次へとあきれるほど新種が登場してきます。

自分のところへも、メールを開けさせようとして本物そっくりのタイトルが手を替え品を替え送られてきます。

そんなものにひかっかるはずはないと思っても、ある一定の確率で騙される人は出るようです。
詐欺軍団は、その確率を信じて、とにかく数を打つ、数を打つための名簿やアドレスを手に入れるということがポイントになっているようです。

この詐欺のエネルギーをもう少し生産的なものに向ければ、景気浮揚にも役に立つと思うんですが、こういう輩のすそのが広いことが、景気不振のひとつの側面なのかも知れません。