2013年5月30日木曜日

アべノミクスはもともと難易度の高い政策だったはず

一向に抜け出せないデフレ。
実質破たんしている年金制度。
税収よりよりも大きい単年度財政赤字。

何もせずに座してこのまま死を待つか、
少しでも地道な解決を目指すか、
一発勝負をかけるか。

追い込まれた状況の中で、自民党は一発勝負をアベノミクスにかけた。
財政ファイナンスと見做されるりクスも辞さない覚悟を決めた。
だって、このままでは日本は沈没してしまうのだから。

熱狂的なリフレ派と
あまりにも情けない民衆党政権への反動による支持で政権をとったが、
タイミングよく円安株高が進んだおかげで、徐々に国民の多くが安倍政権に命運を託すようになった。

しかし、冷静に立ち止まって考えると、もともとそんなに簡単なチャレンジではなかった。

経済学的にも証明されていない未知の世界だし
景気回復の兆しが見えるアメリカも、すべてがQEのおかげだとも思えない。

そいういうことにふと気が付いた。
そういう状況ではないかと思う。

過度に悲観する必要もないが、楽観過ぎるのもどうかということだろう。
それだけ政権は難しい課題にチャレンジしているということ。