2013年5月1日水曜日

AIJ事件とMRI事件

全体的な論調としてはMRI事件のほうが悪質だとする意見が多いようですが、違和感があります。
最初からだますつもりの度合いがより大きいということなのでしょうか。

しかし、最初の度合いやつもりは本質論からいえば関係ないはずです。
結果がすべてであるという考え方をしない限り、この手の犯罪がなくなるとは思えません。

ほとんどの大型粉飾・詐欺事件は、最初は小さな出来事から始まっています。
ちょっと借りる、ちょっとごまかすところから、始まっています。
最初から、だますつもりのものは大型詐欺には意外と少ないのではないでしょうか。

しかし、最初の小さなだましから後戻りできなくなった事実、これが決して軽減されることがあってはならないのだと思います。