2013年5月21日火曜日

結果としての円安か手段としての円安か

もちろん、はっきりと線引きすることはできません。
手段としての円安だと、海外から受け止められると余分な摩擦が生じます。
通貨安競争に火を注ぎかねません。

その辺をうまくやる必要があるわけですが、麻生さんはうまくやってるように見えます。
どうみても今のところ、円安は手段になってますけどね。ここまで順調に来ただけに、慢心は禁物です。麻生さんは調子に乗って口を滑らさないことだけはお願いします。

日銀の資産買い入れのうち、ETFの買いはこの水準では余分ではないかという気もしますが、どうなんでしょう。
むしろ、これまで購入した残高を一部放出して、市場の価格発見能力を試すとともに、次の一手を読みにくくするという効果を狙ってもいいのではないかとも思います。