日銀の展望レポートは物価上昇率見通し2%に沿った内容になりました。
日銀の国債買い入れが
物価上昇を引き起こし
景気が良くなる
というシナリオが実現するかどうかは、日銀の断固たる姿勢を国民が信じ、明日はよくなることを「期待」して消費・投資を拡大するかどうかにかかっています。
「期待」がすべてです。経済学的には証明されていませんし、決着はついていません。だから、壮大な実験といわれているわけです。
しかし、よく考えてみますと「期待」に期待するならなんでもいいわけです。それこそ、政治の取り組み姿勢でいいわけです。景気対策、構造改革、財政改革、社会保障改革なんでもいいわけです。政治に期待して国民が明日はよくなる「期待」を持てれば、そもそもこんな壮大な実験に頼る必要もないわけです。
3本の矢4本の矢といっていますが、結局は政治では「期待」を生めないから、金融政策にすがる。こういわれないように頑張っていただきたいと思います。