2012年12月3日月曜日

電子書籍「AIJ」

AIJ年金詐欺事件は今年最大の経済事件だったといってもいいだろう。いま振り返ってみてびっくりするのが、「闇株新聞」の事件発覚翌日2/25の投稿である。「オリンパス事件に類似しているものの「極めて単純」な事件であるため、本誌で何回も取り上げることはない」といいきっていたのだ。しかし、その後は消失した2000億円をめぐって、いろいろな憶測が飛び交った。やはり海外私募投信、ケイマン、HSBCという単語から受ける印象が事件の闇の存在を連想させたのだろう。さて、いよいよ12月5日は初公判である。裁判での争点は極めて少ないと噂されている。浅川被告の主張は変わらないだろうが、西村・高橋被告が何を語るのか。そのあたりを鈴木一郎がまとめてくれたのが今回の「AIJ」という電子書籍である。通勤時間でちょうど読める手軽な量なので通勤の友シリーズと名付けた。ぜひ、公判前に無料でダウンロードして、この事件の意味を一緒にお考えいただけたらと思う。