2012年12月11日火曜日

長期連載 なぜ日本の政策は迷走するのか④

これまで、政府は何もしてこなかったのかというとそうでもない。その時点その時点で痛みを伴わない政策はそこそこ実行してきた。
今回の衆議院選挙において政権を取ると思われる政党は金融緩和を景気回復の目玉に掲げている。
しかし、これまで日本は世界に先駆けてゼロ金利に踏み切り、それでも充分でないということで量的緩和もやってきたのではなかろうか。最近ではさらに踏み込んで、株式に連動するETFという投資信託まで買っている。
「いや、これまでのやり方が十分ではなかったから」ということのようだが、果たして本当にそうなのだろうか。