2013年3月8日金曜日

松井証券社長の意気込み

年明け早々にデイトレ信用取引手数料ゼロ宣言をした松井道夫社長。

これまでも、数々の語録を残してきた。
人事は好き嫌いでやれだとか。
ある意味一見意表を突きながら本質をとらえるのが得意な方だ。

横並びの固定手数料に守られた証券界に殴り込みをかけた男でもある。

その発想と行動力はまことにユニークである。

その松井証券が、これまで取り囲みの対象にしていたデイトレーダー向けの手数料をただにしたのである。
まさに、究極の焦土作戦。

社長によると、意味のない手数料引き下げ競争に終止符を打ち、この消耗戦を早期に収束させるとともに、それ以外の収益基盤の獲得に軸足を移すとということのようだ。

しかし、昨年末から始まった株式市場の活況は続いている。
ビジネスモデルが定まらず苦しんでいた証券業界が、久方ぶりに息を吹き返している。
評価損を抱えて身動き取れなかった個人投資家がやれやれと言っているように。

奇襲に出た松井証券の作戦はいまのところは、功を奏してないようにも見える。
最近のコメントが見つからないが、またまた次なる作戦を考えているのだろうか。

個人的に非常に興味がある。